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徳島うどんオフ

MAGNEETことエルなんとかの人が就職できなかったんで、代わりになぜか西に俺が行くことに。
西に行く計画自体は昨年のGW、今年の夏と二度流れて三度目にしてようやくのことで、さすが昔の人はうまいことをいうと思った。
夜行バスで安く行くつもりがシャチクにそんなことが許される訳もなく、新幹線で新大阪まで。

新幹線ではとりあえずビール。
ビールを引き立てる食べ物、、、なんて話がどっかにあった気もするがとりあえず気にしない。

出発間際にながれた車内案内が[良い日旅立ち]。旅立つ日が良くても向こうが良くなきゃ意味がねぇ。
それともこれはオフがガセネタでヒトリキリという暗示か。不安を抱えつつ旅は始まったのであった。


新大阪に到着し、こっちに転勤になっている大学時代の知人を呼び出し。
あまり時間が無いらしいので、せめてこっち独自のものを食わせろといったところ「任せとけ」の力強い返事。
持つべきものは友だね、などと思いつつ彼の後をついていった先はなんと

「<太字>ドムドムバーガー</太字>」

いや、そりゃ東京じゃほとんど見ない。 見ないけど・・・ 見ないけど・・・ 
「○ん○舐めていいよ」から「成長の遅い植物である」まで友情の形態は数あれど、これは友情ではないと思った。

その後、ドムドムバーガー(マジかよ)では互いの近況を話したり昔語りをしたり。
慣れぬ土地で慣れぬ仕事。そして慣れぬテンションに苦労しているようだが、少なくとも仕事を抜け出して俺とこうやって話す時間があるってのはまだ苦労の余地があるように思えた。

大阪の中心でサラリーマンの悲哀を叫んだ後は梅田をプラプラと。
ドムドムが大阪の思い出なんてあんまりなので、コレゾ大阪!と言うものを食すべくプラプラと。
にしてもこの梅田と言う街、改札出た瞬間から様々な食の匂いが漂っててそれが途切れないのですな。
東京の履き倒れ、大阪の食い倒れなんて言うけど、料理や食材の味がと言うよりは街のこの雰囲気が食い倒れと名指しめさせたんでしょうな。

そして、歩いているうちに七時になり、結局なにも食わずに神戸へ。


ms氏。通称メガネ。メガネは顔の一部と言うよりは、彼の一部である。西のスイカ頭ことms氏と合流、いざ徳島!

流星、闇を切り裂いて 荒い速いとは聞いていたがこの運転はおかしい。
流星、闇を切り裂いて
と言わんばかりにアクセルを踏み続け、ナビの到着予定時刻は10分毎に15分縮まっていく。
まぁ高速は良いとしても問題は市街地ですね。前の車のブレーキランプが点灯してるってのに彼は
流星を、彗星と化すんだ!
なんてアクセル踏みっぱ。
天空に星座を見て小宇宙を感じるどころか、死兆星が見える勢いで宿に到着したのでした。 荒ぶる運転により所要時間3時間のコースを半分に短縮し宿に到着。

ロック氏。ダイナマイト四国のマスクをこよなく愛する自称皇帝、マスク=ド=ホッケとは彼の別名
宿に到着しロックさんと合流。でけぇ。
ロック「msってメタボリックシンドロームの略だよね〜」
人の振り見てわが振り治せ。ようはそういうでかさ。
いや、俺もなんだけどさっ! なんつーか3人以上集まって体重が俺が一番下なんて社会に出てから初めての経験ですよ?
俺の体脂肪が妊婦並みとしたらあいつらは多分双子三つ子を抱えている。

もともと飲みに行く約束をしていたってのにロックのヤローすでに食事済ませてやがった。
俺なんかドムドムなのに。なのに!
都市部と思しき場所へ。ロックさんのお勧めの鳥屋がすでに材料切れだったらしく、場換え。
まぁチェーン以外で11:00から店に入ろうとする俺らが無謀ってことか。

さまよってたどり着いた場末の居酒屋、から揚げと甘いカクテルという似非おされ系のロック、徳島ラーメンで頭がいっぱいのms、一人腹ペコなジャンブラーと言う図式で盛り上がらなかったような盛り下がっていたような微妙なテンションでまったり飲み。
ここでは書けない話題をいろいろと。
居酒屋での食事と言えばメタボリックシンドロームが心配なmsが野菜野菜言っていたが、彼はこの日も次の日も野菜メニューを一回も頼んでいなかった。
健康を気にしてるんですよ?  と言うポーズをとっていただけに間違いない。

おいしい地鳥鍋(阿波尾鶏と言うらしい。ネーミングセンスが会社の上司とかぶってて嫌ん)を雑炊にしたかったのだが、どこで間違ったのかスープを全員で飲んでしまったのであきらめ。

飲み後はもちろん徳島ラーメンへ。
甘辛く煮付けた豚バラのスライスの乗ったとんこつ醤油ラーメン、これが徳島クオリティ。
九条ねぎのざっくりとした歯ごたえが細めんとの対比でアクセントとなり、そして柔らかい辛味が甘辛い豚肉とこってりとしたスープとの対比となりバランスのいい一品でした。
酔ってたから自信ないけど。

その後は酔い覚まし代わりのカラオケ。
東京勢のアニソンしばりではなくむしろネタ歌(替え歌含む)縛りだったとかそうでもないとか。

そういやどっかで一度社蓄の鏡、はんぺらさんに電話したような?
はんぺら「半日出勤のはずがさー、結局定時までやらされてさー」
ジャンブラー「半日出勤ならですね、ほんとは12時間労働の予定だったんじゃないですかね?」
はんぺら「そうかー、俺は今日4時間得をしたのかー」

南無。
後は宿に戻りだらだらして風呂入って睡眠。
明日はうどんデーである。




うどんだけではあんまりだろうと言うことでお遍路へ。
順打ちが良かろうと言うことでとりあえず一番寺へ。

近代化の波は信仰をも毒していた。
四国と言う異国情緒を体験しに来た私は、目の前に迫る裏切りにまだ気がつかないでいた・・・
お清めの水で手を濯ぎ、ハンドタオルで手をぬぐおうとした私の目に飛び込んできたものは

JETタオルだったのだ。
確かに、清めた手を世俗にまみれたハンカチで拭うのは本末転倒であり、何物も汚さぬJETタオルのが清めと言う意味ではあっているのかもしれない。

おそらく、弘法大師にも四国にも何のゆかりもないパンダの置物を横目に見つつ一番寺を拝観終了。

そして俺たちは巡り続ける・・・ この遍路と言う旅路を・・・
一同「俺たちのお遍路はこれからだ!」

2番寺以降を巡る気力は当然のごとくなく、四国オフお遍路編、これにて打ち切り。
そしてメインのうどんへ。

実は、俺は麺類の「コシ」をあんまり重要視していなくてどちらかと言うと香り・汁の味ばかりが気になる人だったり麺の香川、汁の徳島らしいがいやはやさて。
一軒目はロックさんお勧めの店で、俺は釜あげうどん。
汁は鰹節や煮干と言った一般的ではないものが基調なんだけれども何なのか思い出せない。 汁はOKなんだけれど、麺がふにゃちんも良いとこ下手すると「箸で切れるぐらい柔らかい」。
ロックさん(薦めた人)もmsさん(四国慣れしてる本州人)も不満だったみたい。

二軒目はセルフうどん。どこか花丸うどんを思わせる趣き。
醤油で頂いた。醤油と言っても、かつお節の出汁で少し割ったもの。東京の醤油と比べると、醤油そのものもちょっと甘い気がした。
麺はチェーンとしての標準的なコシ。

三軒目はいかにもな風貌のうどん屋。
よくテレビで特集する讃岐うどんの「え?ここが店舗?海の家じゃなくて?」みたいな典型。
最後のうどんなのでザルで頂く。
エッジの非常に効いたうどんで、3杯目ということもあり美味しいとかコシがとかいうよりなんていうか疲れた。

その後はロックさんをmsカーでパチンコ屋に送付して解散。

その後、鳴門の大渦が見たいとダダをこね、ナビの目的地をセットすると・・・

「適切な道がありません」

ちょっと地獄へのつもりできた徳島。
地獄から抜け出す道はないらしい。

鳴門の渦後はそのまま橋を渡って本州へ。msさぬと分かれて一路大阪へUターン。

大阪ではゲーセン漁り。俺より強いやつに会いに行く・・・!と言うほどやりこんでいるゲームは無いが、見知らぬ土地で見知らぬ人の見知らぬ戦法と対峙するのが好きなんでカプエスやら北斗やら探したけれども対戦できそうなところ見つからなかった。
ジョジョ?おいてあるはずもなし。

ゲーセンはあきらめて、大阪を堪能しようとお好み焼き屋探してみたらどこも長蛇の列なんでこれもまたあきらめて、帰りの夜行バスでの飲食のためにデパ地下でお買い物。
炊き込みご飯というすんごく普通の飯と、ドムドム以外の思い出がほしかったので串揚げ。
その後はまた大阪近辺をうろちょろと。
大阪土産のシグルイ7巻を買ったり大阪土産のナポレオン〜獅子の時代〜6巻を買ったり。

今頃になって気づいたが、淡路島土産の農産物(玉ねぎ)を持ち歩いて都市部を歩き回る姿ってかなりシュールですね。
コインロッカーなんて思いもよらなかった・・・orz

結局のところ大阪ではろくなものを買わずに帰りのバス。

大阪から出る前に手持ちのアルコール3本すべて消化しきっちゃったけどそのおかげで東京までぐっすりと眠れたのでそれはそれで良し。
東京に着いたら家へ直行→シャワー→仕事orz

休まる暇のない旅行&オフだったけどまぁたまにはこんなのもありでしょう。

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